政治と為替市場のつながり

選挙が持つ意味合いは、今権力のある政治勢力と、その反対勢力との政治闘争の場といえると思います。選挙で反対勢力が勝利を収めて政権交代が行われると、それまでの政治システムも変わることが考えられます。そのため、為替市場ではシステムの変更による不確定さを材料として、その国の外貨売却をする人が増えるようです。一方、現在権力を握っている与党が選挙で勝つと、将来についての不確定要因がなくなったといえますので、その国の外貨購入が増える傾向にあるといえます。

かつて、ある国の選挙で野党が勝利して政権を取った際には、その国の通貨が大幅に売られたということがあったそうです。そのため、政権を取った後、通貨の大幅な下落を防ぐためにさまざまな防衛策を講じる必要がありました。

反対のパターンでは、ある国の選挙で、現職の大統領が圧倒的な勝利を収めて再選したことがありました。その際、その国の通貨が大幅に買われたといいます。

ここから、為替市場は基本的に保守的な性質を持っていることがわかると思います。アメリカやイギリス、ドイツの選挙結果は、為替市場に影響を与えることが少なくありませんでした。一方、日本の選挙結果は為替市場でレートの判断材料として注目を集めることはそれほど多くはないようです。

しかし、それでも選挙で野党が過半数を取るといった大きな変化がある時は為替市場にも影響を与えるとみられ、円安を招くことも考えられるそうです。