海外投資家が見る為替レート

外貨購入や外貨売却をしているのは、日本人だけではありません。市場には海外投資家の資金も流れ込みます。1990年の初めから、日本の株式市場は低迷局面が続いていると叫ばれています。何件もの証券スキャンダルで国内投資家の株離れが進んだ中、株価を下支えするという面からも、海外投資家の動向に目が向けられました。

海外投資家が日本の株を購入する場合、外貨を円に換えることになります。つまり円高傾向になるということです。逆に、外国人投資家が保有する株を売却すると、その売却代金である円を外貨に換えて運用することになり、円の相場は円安傾向になると思います。もちろん、売却代金を外貨に替えず、そのまま円預金にして次の株購入のチャンスを待つという投資家もいるそうです。この場合であれば、レートの変動にほとんど影響はありません。

一般的に、海外投資家は外貨建ての資産の利回りをなるべく高くするという目的で投資先を探します。海外投資家が日本の株を購入する際、株の値動きに加えて為替レートの今後の行方を考慮する必要があります。たとえば、株が値上がりして利益が出ていたとしても、為替レートが同じくらい円安になれば、最終的な収益はゼ口になってしまいます。

このように、株に投資する海外投資家にとっては為替の動向も見過ごせない重要な要素なのです。海外投資家にとっては、海外投資家の日本株の買いで株価が上がっているときは円高傾向になり、円高傾向だから株も買いやすくなります。